軽デコトラとは?
軽デコトラとは、読んで字のごとく軽トラックをベースにしたデコレーショントラック、つまり軽トラのデコトラです。
なんの捻りもありません(笑)
軽自動車の規格内で飾る為、ナンバープレートは当然黄色ナンバーです。
便宜上、構造変更をして白ナンバーの普通車登録に格上げした車両も軽デコトラと呼ばれますが、やはり普通車登録=小型トラックという括りになりますので、これを軽デコトラと呼ぶのは間違いです。
正しい呼び方は『軽デコトラ』か?『デコ軽トラ』か?
これもたまに話題に上る事ですが、呼び方は軽デコトラでもデコ軽トラでも好きな方で大丈夫です。
実のところ明確な定義が無いんですよね(笑)
僕が2017年に「違法改造?軽デコトラでユーザー車検に受かるか挑戦してみた!」という動画をYouTubeに投稿した際、あえて表記を『軽デコトラ』で統一していた為、動画が大ヒットして以降軽デコトラという表記をされる方が増えたかな~?というぐらいの感覚です(笑)
会話で使うときは『軽デコ』って略していますが、「デコ軽」って言う人は見たことが無いですね(笑)
軽デコトラのメリットとデメリット
軽トラをベースとしている為、2トントラックや1トントラックに比べてまず車体が二回り小さい事や、新車中古車問わず車両本体価格やトータルの維持費が安い事に付きます。
また、普通貨物は毎年車検なのに対し、軽貨物は2年車検というのもメリットですかね。
車屋さんへ車検に出すにしてもコストが段違いに安いです。
一方、軽デコトラのデメリットはというと、よく聞くのが「馬力が無いのでスピードが出ない」という話。
軽トラって、一般的な660ccのNAエンジン車で50馬力前後しか無いですし、それをデコトラ化しようものなら飾りによる車両重量の増加に空気抵抗の増加…そりゃぁ走らなくもなりますよね(笑)
キャリイ・ターボが60馬力、僕の乗っているサンバー・スーパーチャージャでもやっとのこと58馬力とかの世界です(笑)
軽デコトラは”センス”が試される乗り物!?
ここからは僕の個人的な感想というか偏見です(笑)
一昔前までは、軽デコトラというとバイザーやミラーステーなどの飾りは既製品なんてモノが存在せず、基本的にワンオフ一点モノをショップに頼んで作ってもらうか、自分で材料や中古品を買ってきて加工したり自作したりという世界でした。
またこれはデコチャリとも共通する事なのですが、基本スタンスとして「トラックの部品で飾る」のか「トラックみたいに飾る」のかで車の仕上がりが大きく違ってきます。
軽トラの特徴として、タイヤが小さく、ヘッドライトの位置が高く、車体の大きさに対してキャビンがでかい(頭でっかち)という特徴が有りますよね。
(※細かい事を言えば、バンパーの厚みが大きくて顔面に対して主張が強いとか、リヤのオーバーハングが短いとかキリが無いです…💦)
なので、トラックみたいにバイザーやミラーステー、バンパーなんかをポンポンポンっと付けていくと、不思議なくらいセンス良くまとまった車が出来上がったり、同じようにしているのに恐ろしくダサい車も出来てしまう”センスが問われる世界”だと思っています。